|
|
フローリング材を接着剤のみで下地に施工する方法です。
下地がモルタル面や合板が捨て張りされている場合など、平滑で強度のある下地が必要となります。
一般的には直貼り専用のフローリング材が用いられ、コンクリート建造物等の躯体床面に強度がある場合は、根太や各種下地工法を省く事ができます。
フローリング材を釘により下地に施工する方法で、最近では接着剤を併用する場合が多くなっています。
釘打工法は、下地により根太(ねだ)工法と捨張工法があります。
【下地処理】
【下地処理】
.jpg)

フローリング材の長さが一定ではなく、さまざまな長さのフローリング材の四方に本ザネ加工を施したものを乱尺フローリングといい、張りあがったパターンを乱尺張りと呼びます。
木の継ぎ目部分が一枚ごとにはっきりするため、一枚一枚が独立した印象で天然の木材の質感を表現します。
そのため、仮並べをして、色合いや木柄のバランスを調整したり、その継ぎ目が隣の板と重ならないようにずらす等の施工上の工夫をすることで、床面のナチュラルな雰囲気がいっそう引き立ちます。
<無垢材のユニタイプとの違い>
ユニタイプの張り上がりは一見乱尺とよく似ていますが、フィンガージョイントでつなぎあわせた接合部は、乱尺フローリングと比べて平面的な印象となります。
木材の素朴さの印象では若干劣りますが、施工の手間が軽減されるだけでなく、施工者による張り上がりのバラつきが少ないのが特徴です。

同じ寸法のフローリングを、一定にずらして張る方法をりゃんこ張り、またはずらし張りと呼びます。
特に長さの半分の寸法ずつずらす方法を、レンガ張りと呼ぶこともあります。3尺ずらし、1尺ずらしなど、ずらす寸法によって、並べ方も変わりますが、木の継ぎ目を直線上に合わせることで整然とした印象を与えます。
.jpg)
フローリングを壁に対して平行に張らず、斜めに張り上げるため、床の独立性を強調した動きのある空間に仕上がります。
無垢の木材の小片を、ヘリンボーンや市松といった模様に張り上げることを「寄木張り」といいます。
明治・大正時代に建てられた洋館にこの寄木張りが採用されたことから、クラシックな雰囲気も感じさせるデザイン性の高いフローリングに仕上げることができます。
施工性を向上するため、あらかじめ工場で寄木風に組み合わせて製造された製品なども市場に流通しています。
同じ長さのフローリング材を巾方向の接合面をそろえて張る方法をすだれ張りといいます。
| ©2005-2025 TileLife.co.jp All Rights Reserved. |