こんにちは、吉村です♪
忘年会の時期がやってきましたが、フグを食べる予定の方はいますか?
フグと聞いて一番に思い浮かぶのは毒だと思いますが、
実はこの毒、フグ自身が最初から持っているものでは無いんです。
毒は、海の細菌やプランクトンによって作られ、
それを食べた貝などをフグが捕食するという食物連鎖によって、
最終的にフグに蓄積されると考えられています。
そのため、養殖であればエサを工夫することで
毒なしフグを作ることが可能となっています。
しかし、面白いのは毒のないエサを与えると、
フグ同士で咬み合いなど異常行動を起こすことが多く、
フグの活動には一定の毒素が必要だという見解があるようです。
また、フグの毒は300℃に加熱しても分解できませんが、
石川県では古くから猛毒のある卵巣を伝統的なぬか漬けにして食べる文化があります。
しかし、ぬかに存在する微生物にもフグの毒を分解する力はなく、
今現在もどういった仕組みで除毒されているのか詳しく分かっていません。
フグの毒については未だに多くの謎があるようです。
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