LIXIL INAX『2018タイル建材総合カタログ』_LIX-0868181016

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資料タイル張りの設計と施工タイル張りの設計と施工[3]伸縮調整目地コンクリートやモルタル下地の乾燥収縮や湿潤膨張による動き、あるいは、タイルやモルタル等の熱膨張による動きを吸収し、タイルのひび割れ、剥離を防止するために伸縮調整目地を設けます。伸縮調整目地は次のような位置に設けてください。①設置位置●躯体のひび割れ誘発目地の位置(柱周辺、開口部周辺等)●各階ごとのコンクリート打継ぎ部●構造スリット●他部材(サッシなど)との取り合い部●モルタル張りの場合は、3〜4m毎に設置します。●モルタル張りでR部等挙動の大きい部位は1〜3m毎に設置します。躯体のひび割れ誘発目地の位置(一般壁)打継ぎ目地ひび割れ誘発目地3〜4m3〜4m<1.5m<1.5m②設置上の留意点●タイルの割り付けに合わせた位置に設けます。●躯体のひび割れ誘発目地の位置には、必ず伸縮調整目地を設けます。●伸縮調整目地幅は10mm以上とし、その深さはコンクリートに達するまでとします。●シーリング材は、変成シリコーン系またはポリサルファイド系とし、JISA5758(建築用シーリング材)に適合するものを使用します。25目地底バックアップ材打ち継ぎ位置(スラブ上端)シーリング材シーリング材15シーリング材3020伸縮調整目地の例目地底25シーリング材15バックアップ材下地モルタル張付けモルタル下地モルタル張付けモルタル3.その他の注意事項●仕上塗材や塗装の上に直接タイル張りすることはできません。リニューアル工事の場合は、仕上塗材や塗装を完全に除去して、タイル張りを行ってください。811タイル張りの設計と施工RC造建築物外壁への施工1[2]タイル目地(1)タイル目地は突きつけ目地や深目地はしないでください。●突きつけ目地(ねむり目地)は、コンクリートや下地モルタルの収縮や、タイルの熱膨張による動きが吸収できず、タイルのカケ・ひび割れ・剥離の原因になります。突きつけ目地での損傷(タイルの欠け)●深目地は、コンクリート躯体や下地モルタルの収縮、タイルの熱膨張にともなう応力が裏あし部分に集中するため、裏あし破断による剥離が起こりやすくなります。目地深さは、必ずタイル厚の1/2以下となるよう目地材を詰めてください。深目地による剥離(2)目地材の種類、タイルの面状によっては、目地がタイル表面に残り、洗浄によっても除去が困難になる場合があります。以下の点に注意してください。●「外壁用目地材イナメジ」を使用してください。●黒目地の場合は、目地残りが発生しやすい傾向がありますので注意してください。予め、目地がタイル表面に残らないか、目立たない箇所で試していただくことをお薦めします。●モザイクタイルの紙張りユニットの紙剥がしは、タイル表面への糊の付着を少なくするために、水打ちを十分に行い、しばらく時間を置いて剥がしてください。糊残りが多い場合には、目地詰め前に水で糊を落としてください。※モザイクタイル(表紙張り品)では、表面の糊が残ることにより目地が残り表面汚れが発生する場合があります。予防方法については、P.836「施工後の各種現象について(1.表紙張り品の糊残りによる目地汚れと防止のためのポイント)」をご参照ください。●目地詰め後、できる限り目地を丁寧に拭き取ってください。●タイル表面の洗浄は、目地詰め後できる限り早い時期に行ってください。


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