LIXIL INAX『2018タイル建材総合カタログ』_LIX-0868181016

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タイル張りの設計と施工RC造建築物外壁への施工14.タイル施工法[1]施工法の分類接着剤張りモルタル張り①はるかべ工法②改良圧着張り③改良積上げ張り④密着張り⑤モザイクタイル張り⑥マスク張り⑦圧着張り推奨施工法は、商品ページを参照してください。[2]施工法各論①はるかべ工法はるかべ工法は、専用接着剤「ワンパックボーイR-V2スーパー」を下地に塗り付けて、はるかべ工法適用タイルを張り付けていく工法です。接着剤は弾性があり、建物の動きを吸収できるため、剥離の危険性やひび割れが軽減できます。また、モルタル張りと異なり、目地詰めは必要なく、陰影感のある壁面に仕上がります。下地は精度良く、かつ乾燥していることが大切です。ALC・押出成形セメント板にも適用できます。タイルの張り方は、タイルの種類によって以下の方法があります。張り方については、各商品ページを参照してください。(1)3mmクシ目施工クシ目高さが3mmのくし目コテを用い、下地に接着剤を塗り付けて、タイルを圧着して張り付けていく工法です。接着剤の塗厚は約2mm、接着剤の使用量は約2.0kg/㎡が標準です。(2)5mmクシ目施工クシ目高さが5mmのくし目コテを用い、下地に接着剤を塗り付けて、タイルを圧着して張り付けていく工法です。接着剤の塗厚は3〜4mm、接着剤の使用量は約2.5kg/㎡が標準です。※詳細は、はるかべ工法・ビル外壁編設計・施工マニュアル(タ-EG117-18)をご参照ください。(ビジネスユーザー向け情報サイト「LIXILビジネス情報」http://www.biz-lixil.com/descript/tile_list.phpからもご覧いただけます)はるかべ工法の施工断面25mm以下1.0〜1.5mm接着剤モルタル(金ゴテ1回押え)施工躯体完了②改良圧着張り改良圧着張りは、張付けモルタルを下地面に塗り、モルタルが固まらないうちにタイル側にも薄く張付けモルタルを塗りつけて張り付ける工法で、外装タイルに適用します。下地とタイルの両側に張付けモルタルを塗り付けるため、ばらつきが少なく良好な接着強さが得られます。改良圧着張りの施工断面下地モルタル(木ごて押さえ)25mm以下タイルタイル側張付けモルタル下地側張付けモルタル躯体施工完了6〜9mm③改良積上げ張り改良積上げ張りは、精度の良い下地に対して、タイル裏面に5〜10mmの厚さで張付けモルタルを塗り、タイルを張る工法です。タイルは、下段より積上げて施工していきますので、三丁掛・四丁掛等大形の外装タイルの施工に適しています。接着剤の塗り付けタイルの張り付け改良積上げ張りの施工断面(3)5mmクシ目平押え施工クシ目高さが5mmのくし目コテを用い、下地に接着剤を塗り付けた後、コテで平らにならし、タイルを圧着して張り付けていく工法です。接着剤の塗厚は、クシ目を立てたときに3〜4mm、平ならししたときに約1.5mm、接着剤の使用量は約2.5kg/㎡が標準です。躯体下地モルタル(木ごて押さえ)張付けモルタルタイル床面または支持面25mm以下(下地+張付けモルタル)5〜8mm接着剤の平押えタイルの張り付け(4)10mmクシ目施工クシ目高さが10mmのラグナロック用くし目コテを用い、下地に接着剤を塗り付けて、ラグナロックを圧着して張り付けていく工法です。接着剤の塗厚は6〜8mm、接着剤の使用量は約3.5kg/㎡が標準です。(5)5mmクシ目両面塗布施工クシ目高さが5mmのくし目コテを用い、下地とタイル裏面の両方に接着剤を塗り付けて、タイルを張り付けていく工法です。接着剤の使用量は5.0〜6.0kg/㎡が標準です。裏足が高いタイルの場合には塗布量が多くなります。812施工完了④密着張り密着張りは、下地に張付けモルタルを塗り付け、専用の振動工具(ヴィブラート)を用いてタイルをモルタル中に埋め込むように張り付ける工法です。目地深さが深くなる場合があるので、後目地施工を行います。密着張りの施工断面5〜8mm張付けモルタル(2度塗り)下地モルタル(木ごて押さえ)タイルタイル張り振動工具2〜5mm25mm以下タイル目地深さ(タイル厚の1/2以下)躯体施工完了資料タイル張りの設計と施工タイル張りの設計と施工


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