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人工的に生産される石材は「人造大理石」「人工大理石」「人造石」「疑石」「テラゾ」などと呼ばれ、様々な種類が建築に使用されています。
一般的には、種石(大理石や御影石の砕石)やフィラー(樹脂の機能を高めるために充填する微粒子)などの無機質素材と結合材(樹脂材料、セメント)による複合材で、いずれも天然石の質感を再現したものです。
石粒、顔料、セメントなどを練り混ぜたコンクリートを打ち重ね、硬化した後、表面を研磨、つや出しして仕上げたブロック及びタイルをそれぞれ、テラゾーブロック、テラゾータイルと呼びます。
種石をポリエステルなどの樹脂で固めて、塊状にしたものをスライスし、磨き加工したもので、セメントテラゾよりも曲げ強度が高いため、セメント系のテラゾ製品よりも薄い板材の製品があります。
種石を使いテラゾと同じ工程で型枠内に打ち込み固めたものや、石の型の中にモルタルを流し入れ、表面を天然石とそっくりに塗装をして仕上げた疑石などがあります。
その他、樹脂を加工・成型した板材をキッチンカウンターなどの天板材として採用される人造大理石や人工大理石などもあります。
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