白系の御影石
白御影石と呼ばれる白色系の御影石を集めました。
淡いグレーやベージュ系で、全体的に白いトーンの御影石も分類し解説しています。
※ジェットバーナー仕上げについても、本磨き仕上げの色調を基本に色を分類しています。
ルナパール
石種名:ルナパール
原産地:イタリア
白御影石の代表的な石種
<外観>
白をベースにグレーや黒色の斑点模様が入る。
<その他特徴>
大理石の産地として有名なイタリアで採れる御影石。古くからある石種で白御影石の代表格です。
比重:2.64t/m3 圧縮強度:118.38N/mm2 曲げ強度:11.76N/mm2 吸水率:0.35%
G603
石種名:G603
原産地:中国
中国御影の中では古くから輸入されてきた石種
<外観>
白御影石と言われているが、見た目は薄いグレー。石目は多少粗く、吸水率が高い。サビと呼ばれる茶色のシミが浮くことがある。
<その他特徴>
埋蔵量が多く大きいサイズの石も採石されている。規格石材では珍しいビシャン仕上げもある。
比重:2.63t/m3 圧縮強度:130.05N/mm2 曲げ強度:10.98N/mm2 吸水率:0.37%
G623
石種名:G623
原産地:中国
中国産の白系御影石の中ではポピュラーな御影石
<外観>
白の中に黒雲母による粒子があり、茶色やピンクの柄が入っている物もある。
<その他特徴>
安価な割に質の良い御影石で、茨城県産の「稲田石」に似ており「新稲田」また、ピンクの柄が入る事から「稲桜」とも呼ばれている。
比重:2.62t/m3 圧縮強度:110.35N/mm2 曲げ強度:18.61N/mm2 吸水率:0.33%
G655
石種名:G655
原産地:中国
中国産白御影石の代表と言える御影石
<外観>
白とグレーが混じり黒い粒子が点々と入っている。石目は少し大きめで、吸水率は低め。
<その他特徴>
G623同様に茨城県産の「稲田石」に見た目がよく似た白御影石なので「新稲田」とも呼ばれている。鉄分が比較的に多く含まれているので吸水によって酸化してサビが出ることがある。
比重:2.62t/m3 圧縮強度:188.16N/mm2 曲げ強度:9.6N/mm2 吸水率:0.28%
G439
石種名:G439
原産地:中国
グレー系の結晶も多いが白御影石に分類される御影石
<外観>
白とグレーと黒の粒子が、ほぼ同じくらいに入って柄を作っている。石目が細かく硬く緻密。
<その他特徴>
比較的に石質が安定しているので、主に建築用の資材として使われており大型物件などにも使用されている。
比重:2.62t/m3 圧縮強度:119.76N/mm2 曲げ強度:15.23N/mm2 吸水率:0.23%
G430
石種名:G430
原産地:中国
石目が大きく大柄な印象の御影石
<外観>
基本的には大部分が白い結晶だが、グレーと黒い粒子が柄を作っている。
<その他特徴>
グレーの結晶部が薄い青味をしている場合があり「ブルー・ギャラクシー」と呼ばれる事もある。
G355
石種名:G355
原産地:中国
ポピュラーな中国白御影
<外観>
石目は小さめで、白とグレーの中に黒い粒子が入っており、黒い粒子が多いとグレー系に、少ないと白系といった印象になる。
<その他特徴>
薄い紫に見える物もあり「チャイナエクセレンス」と呼ばれることもある。御影石の中では吸水率が若干高い。
G633
石種名:G633
原産地:中国
御影石の代表格として思いつく石種
<外観>
白御影石に分類されてはいるが、薄いグレーをしている。黒い粒子が細かく入っている。石目は細かいので吸水率は低い方。
<その他特徴>
風化や劣化に強く、昔から灯篭などのいろいろな石造物に利用されている。
比重:2.62t/m3 圧縮強度:144.35N/mm2 曲げ強度:14.21N/mm2 吸水率:0.32%
ビスコンホワイト
石種名:ビスコンホワイト
原産地:インド
流れ模様が大胆な御影石
<外観>
黒とグレーの細かい石目に、大きな白の流れ模様が入る事がある。
<その他特徴>
御影石にはあまりない大理石のような大きな流れ模様が特徴。
ムーンホワイト
石種名:ムーンホワイト
原産地:インド
ナチュラルな流れ模様のある御影石
<外観>
白地に赤や赤紫の点をちりばめたような御影石で、大きな石だと大理石の様な薄いグレーの流れ模様が大きく入っているのが見られる。
<その他特徴>
とても緻密な御影石で、吸水率も非常に低く良質な石材といえる。
BGビアンカ
石種名:BGビアンカ
原産地:ブラジル
やわらかな色合いの御影石
<外観>
薄いベージュ色と白の結晶が混じりあい、アイボリー系の石目がやわらかな色合いの印象を与える。
<その他特徴>
風化にも強く、御影石の中では硬い部類になる。
ビアンコカルディガン
石種名:ビアンコカルディガン
原産地:ブラジル
白をベースに淡い色が混ざる御影石
<外観>
白い結晶をベースに小さな紫や黒、淡いグレーやグリーンの結晶が混ざり、結晶の具合によって帯状の模様に見えることがある。
IGホワイト
石種名:IGホワイト
原産地:インド
落ち着いた色調と流れのある御影石
<外観>
白いベースにグレーと淡いピンクので粒子で構成され、表面に浮かび上がるやわらかな流れ模様とともに落ち着いた印象を与える。
<その他特徴>
石目が小さく吸水率も比較的低い。
御影石の注意点
●寸法に多少のバラツキがあります。3mm程度の目地幅は確保してください。
●切り石のため、厚みが均一でない場合や裏面の仕上げがラフな場合がございます。
●天然石は1枚ごとに色調と模様が異なるため、施工の際には、数箱を混ぜ合わせて仮並べするなどして、必ず全体のバランスを見てから貼って下さい。
●天然石のため、Webサイトの画像及びサンプルとご注文商品の色調・模様が異なる場合があります。
●御影石に含まれる鉄分等の影響で、茶または黄色のシミのようなサビが表面にでる場合があります。
※その他注意点については下記をご参考ください。