レンガの施工方法
敷きレンガ
準備
?不陸や水溜りが発生しないよう、場所に応じて0.5〜2%の勾配をとる
?レンガが移動しないよう、端部はコンクリートで拘束する
基礎
?地面を水平に均し、必要に応じて透水シートを敷設する
?クッション砂に泥や木片が混入していないことを確認する
?クッション砂を敷き均し、転圧して高さを調節する。
このとき、転圧後の高さが縁石より3〜5mm高くなるように均す
レンガの敷設
?割付図に基づいて敷設する
?目地幅は2〜3mmになるように調整し、レンガ同士がかみ合うようにする
?レンガを転圧し、目地砂がレンガ表面まで充填されるようにする
?設計図に指示された通り敷設されているかを確認する
補修用の確保
維持修繕のため、使用量の1〜2%の材料を確保しておくことが望ましい
積みレンガ
鉄筋を通して施工する場合は「ブロックの施工方法」をご参照ください。
準備
?使用する分のモルタルを計算し、材料を混錬しておく
?基礎の汚れや異物を清掃し、不陸がある場合にはモルタルで均す
?水糸を引いておく
レンガ積み
?基準レンガをモルタルの上に載せ、コテ等の柄で叩きながら水糸に合わせて位置を決める
?レンガの片面にモルタルを塗り付け、基準レンガとの間に空隙が出来ないように密着させる
?水糸に合わせるようにレンガを叩いて高さと目地幅を調整する
?2段目以降は縦目地が一直線にならないように積む(1日当たりの最大積み高さは120cm以下を標準とする)
目地詰め(一本目地工法)
?使用する分の目地材を計算し、材料を混錬する
?必要に応じて目地部に水湿しを行い、目地部に沿って目地材を絞り出す
?目地ごて等で隙間無く充填する
※乾燥後均すため仕上げ面より若干厚めにつける
清掃
?レンガ表面に付着したモルタルは硬化する前に拭き取る
?乾燥具合を見計らって、硬いブラシ等で目地の方向に沿って表面を薄く削り取る
養生
施工後、シート掛け等を行い風雨にさらされないようにする