経年変化について
天然木材のため、以下のような経年変化がありますが、耐久性・使用上の支障はありません。
色の変化
雨や日光のあたる場所では、徐々にシルバーグレー(銀白色)に変化します。
ウッドデッキ 経年変化参考画像
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樹種は、左から「アマゾンジャラ」「セランガンンバツ」「イペ」「ウリン」
雨と日光が直接当たる屋外に置き、ウッドデッキの経年による色の変化を観察した3ヶ月ごとの写真です。
今回の設置した場所では、どの樹種も約1年でシルバーグレー(銀白色)に変化しました。
「アマゾンジャラ」「ウリン」は茶色の樹液が染み出しました。
また、ウリンは「ウリンの詳しい説明」にもあるように、最初は薄い茶色でしたが、次第に濃色になり、最終的にはシルバーグレー(銀白色)になりました。
材の動き
施工後の乾燥と湿潤の繰り返しによって細かな干割れ、ササクレ、反り、ひねり、収縮が発生します。
外観について
エクステリア用の天然木材のため、使用に差し支えのない範囲で、以下のようなものが混ざります。
施工時に調整してお使いください。
木目や色
木目や色などにバラツキがあります。
反り・ひねり・干割れ・ヒビ・トゲ・ササクレ
硬質木材は人工乾燥をかけても環境湿度と同じまでに乾燥させることが困難なため、
通常は加工されてから徐々に乾燥します。
この過程で反り・ひねり・干割れ・ヒビ・トゲ・ササクレなど材の動きが発生し、
一般的な製材品に比べると寸法精度は良くないものとご理解下さい。
特に刀のような曲がり(刀反り)については、1mにつき10mm程度は許容の範囲となりますので、根太の間隔に短くカットして反りを分散させるなどしてご使用下さい。
また非常に重い木材ですので、作業効率を上げるために、できるだけ短い材料にて設計、施工するなどの対策をお薦めいたします。
虫食い、ピンホール
虫食いやピンホールが入ることがあります。
特にセランガンバツ材は、立木の段階で多くが芯抜けとなり、内側からの虫食いが見られ、ピンホール(虫食い)のない材は2〜3割しか取れません。
そのためピンホールのある材は、エクステリア用途のウッドデッキ材などにまわされることになりますが、材が硬く、導管も極めて細いため、普通のフタバガキ科で見られるヒラタキクイムシは付かず、後からの虫害の心配などはありません。
プレナー跡、キズ、しみ、汚れ、日焼けムラ、長さのバラつき
エクステリア用の素材のため、どちらか片面がラフに仕上がっていたり、軽微なキズ・しみ・汚れなどがある場合があります。
端部のラフカットによって、サイズ表記より長いなど寸法にバラつきがある場合がございます。
また、ウリン材やセランガンバツ材は空気や紫外線に触れると次第に濃色に変化する性質があり、他のウッドデッキ材でも日焼けすることがあります。
そのため、桟木や梱包の跡などがウッドデッキ材の表面に残ることがありますが、雨や紫外線によって目立たなくなることをご理解ください。