イタウバの詳しい説明
イタウバの概要
イタウバはブラジルに分布するクスノキ科の広葉樹で、別名「タウブジャオヌ」とも呼ばれています。
産地のブラジルでは、橋、枕木、電柱などの構造材として古くから使用されており、水中でも長期間耐えると言われています。
近年ヨーロッパでは高級デッキ材として人気が高まっています。
一時期は人気で供給が不安定でしたが、近年は在庫も多く安定してきています。
イタウバの使用例・用途
耐久性が高く、屋外での使用にも長期間耐えることができ、シロアリにも強いため柱や橋などの構造材としても使用されています。
また、木肌がなめらかで肌触りが良い為、住宅のデッキ材やフェンス材にも多く使われ、柔らかく加工がしやすいのでDIYでの施工にもおすすめです。
イタウバの特長は?
油分が多く木肌がなめらかで肌触りが良い。
木材は通常、経年により乾燥し表面がササクレてきますが、イタウバはササクレが出来にくく、出来ても柔らかい為、刺さりにくい。
耐久性の高いハードウッドですが、比較的に柔らかい為、加工性がよく施工がしやすい。
製材時はオリーブ色で、経年によりだんだんコーヒー色に変わっていきますが、最終的には銀白色になります。
イタウバの注意点
色ムラが大きく、模様がはいります。
2〜3mmのピンホールや筋が入っていることがありますが、劣化の原因にはなりません。
油分が原因の黒い斑点が表面に入っている場合がありますが、経年により自然に目立たなくなっていきます。
板目と柾目の収縮差が大きく、曲がり等の変形が起りやすい場合があります。
基本情報
別称 : タウブジャオヌ
比重 : 0.93
分類 : クスノキ科
原産地 : ブラジル
学名 : MEZILAURUS ITAUBA (MEISSN) TAUB