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フローリングの特性

特性をご理解の上ご採用ください。

外観について

木目や色

天然の木材を利用して生産されるフローリングは、自然素材ゆえに、1枚ごとに色や柄が異なり、それが独特の風合いや美しさを醸します。
出来上がった商品には、節、入り皮(樹皮が巻き込まれ成長したもの)、ヤニツボ(樹脂の固まり)、シュガー(樹液の硬化)のほか、木目や材色のばらつきといった個性があります。天然素材ならではの特性とご理解ください。

節 節 : 枝が、成長した幹に巻き込まれた部分
入皮 入皮 : 成長過程で幹に巻き込まれた樹皮や変色部分
てり てり : 木材を形成する細胞の方向性の違いから生じるツヤの違い

伸び縮み

木材は、高湿度になると吸湿し、逆に低湿度では放湿します。
この特性によって、特に無垢材は、ある程度の伸縮は避けられず、フローリングの継ぎ目部分で多少の目スキ、段差が生じやすくなります。
無垢材・複合材ともに、床暖房を使用したり、広い面積、長い廊下などではスキや突き上げを起こしやすくなりますが、木材の性質としてご理解ください。

虫害

一般的にフローリングは製造過程で高温・高圧処理を施すため、ほとんどの虫や卵は死滅しますが、流通段階や施工後に外部から虫が飛来して産卵し、虫食いが発生するケースもあります。
万一、表面に小さい穴や木の粉などの虫害を発見した場合は、専用薬剤を注入するか処理専門業者などにご相談の上、対処してください。

天然由来成分

古くから建築物や木工品などへ幅広く利用されている木材ですが、木材自身も天然由来でテルペン類という揮発性化学物質を含有しています。
微量ではありますが、化学物質過敏症の方はご注意下さい。

天然の付着物

カリン材などのフローリングに白い綿のような白い粉や糸状のものが付着している場合があります。
これは、木材に含まれるサポニン(saponin)という成分が、保管中に白く結晶化したものだと言われています。
乾いた雑巾などで拭き取り、ワックスや自然塗料などを塗れば再発することはありません。

ご使用上の注意

直射日光による日焼け

窓際など直射日光が長時間照射される場所は、フローリング表面が日焼けする恐れがあります。
カーテンやブラインドなどでなるべく直射日光を避けるようにしてください。

水や湿気への対策

一般的にフローリングを長時間濡れたままにしておくと、シミや割れ、変色の原因となります。
水が頻繁にかかるような場所の場合は、マットを敷くなどして保護してください。
また、フローリングは湿気をきらいます。結露が生じないように換気には十分注意し、結露による表面の水分は放置しないでください。

傷への対策

テーブルや家具、椅子などを引きずると、表面に傷がつくことがあります。
床と接する部分にはフェルトやカーペットなどを敷いてください。
また、キャスター付のいすなどを繰り返して使用しますと、表面を傷つけたり、破損することがあります。ご使用を避けるか、厚手のカーペットを敷いて保護してください。

床鳴り

フローリングの継ぎ目部分すれて音が発生する場合があります。これは木材が湿度によって伸び縮みする性質によって発生するもので、特性上やむをえない現象です。

ピアノや重量家具を置く場合
重量家具やピアノなど重いものを置くと床が凹む恐れがあります。重量物には、必ず保護板や緩衝材などを使用してください。また、構造的に根太補強などが必要となりますので、建築・施工業者様へ事前確認を行ってください。

観葉植物を置く場合

観葉植物などの鉢には、必ず水受け用の皿などを敷いてください。
また時々置く場所を移動するなどして、受け皿の下に異常がないかご確認ください。
万一、水が床にかかった場合は、すみやかに拭き取ってください。

薬品やタバコへの注意

薬品や洗剤、灯油などをこぼしたら即座に拭き取ってください。シミや変色、塗膜劣化の原因となります。
また、タバコを落とし、焦げ跡がつくと取れません。タバコヤニはアルコールを含ませた布等で拭き取ってください。

ホットカーペットや暖房器具の使用について

一般用フローリングに電気カーペットを使用しますと、ホットカーペット下に熱がこもり、その継ぎ目に極端なすき間や表面にひび割れ、変色を生じる場合がありますので使用しないでください。
どうしても使用する必要がある場合には、ホットカーペットの下に断熱性の高いマットを引き、高温で長時間使用しないようにして下さい。
また、温風ヒーターの熱風や反射式ストーブの熱が表面に長時間当たると、ひび割れやすき間の原因となりますので、ご注意ください。

床暖暖房について

床暖房を使用する時は、フローリングの上にカーペットやクッション等は置かないで下さい。
前述のホットカーペットと同様に、熱がこもりいたむ場合がありますので、放熱を妨げるものは置かないようにしてください。
床暖房時のフローリングの表面温度は27℃以下が限度しての目安温度となりますので、設定温度やご使用方法で調整をしてお使い下さい。

床暖暖房用のものを採用した場合でも、その継ぎ目にすき間が生じることがあります。
これは、床暖房の使用と冬場の乾燥によってフローリングの含水率(木材に含まれる水分の量)が低下し、木材が収縮することで発生する現象です。
床暖房を使用しなくなり環境湿度の上昇に応じて、空気中の湿気を吸収して伸びることで、すき間は軽減します。