まもなくバージョンアップした新タイルカッターが入荷します♪
タイルカッターは人気の商品で入荷待ちになった後も、たくさんのお客様から問い合わせをいただきましたが、一旦、販売を中止して、ようやく満足のいく製品を探して参りました。
今回は、新しいタイルカッターに切り替えた経緯とそのビハインドストーリーです♪
両極端な商品レビュー
現行品の「タイルカッターDIY400アルファ」はお手頃価格で爆発的に売れました。
ご購入いただいた方からもたくさんのレビューをいただきました。
ただ、おおむね高い評価の中には『全く使えない』という真逆のレビューもありました。
当初は、何故これほど評価が分かれるのか不思議で、ご返送いただいたタイルカッターを調査もしましたが、単純な構造のため部品不良などの原因ではありませんでした。
『切れない』というお客様に直接お電話でヒアリングしていくうちに、「切る」というより「押し割り」という感覚、いわゆる「切り方のコツ」をご理解いただいているかどうかが大きな要因でした。
上位モデルの「タイルカッター DIY500」では、『切れない』とうお声も無いため、低コストで製造しているDIY400には、これ以上の性能アップはメーカーにも望めない。
まもなく在庫の補充期限がせまる中、現行品を再度輸入していいのか?
海外には多くのメーカーがあり、どのタイルカッターも見た感じはほとんど同じです。しかし、品質となると玉石混交の状態、、、
また一から新しい製品を探すとなると、今のメーカーを見つけるまで8年ほどかかっていることもあり、正直迷いがありました。。。
会議の席で、スタッフの「不良品でもないのにお客様の”切れない”レビューはつらいです。」のひと言で決まりました。
切り方のコツがわからなくても切れる、お手頃価格のタイルカッターを探そう!
タイルカッターを求めて三千里の始まりです。 f(^^;)
タイルカッターが出来るまで
現行品のタイルカッター専門メーカーでは、以下のような工程で製造されています。
タイルカッターのベース台となる鉄板の型を抜く工程です。
型抜きした鉄板を立体的に成型する工程です。
ベース台を各販売先の指定するカラーに塗装する工程です。
ペース台とレールやレバー等の各パーツを組み立てる工程です。
組み立てた製品を治具などを使用して検査する工程です。
検査済みの製品をパッキングする工程です。
工場をチェックする項目は色々ありますが、機械化され品質管理がしっかりしていることは最低条件です。
新しいタイルカッターの選定
選定の経過と動画
まず、14社のメーカーをピックアップし、各種資料から工場の能力や製品ラインナップを調査しました。
見本を取り寄せてはチェックする作業を繰り返し、最終的に2社に絞り込みました。
(数行にまとめましたが、ものすごく手間ヒマかかってます。。。)
そして、最終的な切り比べの動画がこちらです。
動画の通り、現行品と絞り込んだ2台でタイルの厚みを変えて性能を比較しました。
最終的に、採用したのは候補品Bです。
一番の決め手は、本来は切れないはずの12mm厚で表面が凸凹のタイルが、簡単に切れたことです。
見た目は候補品Aとほぼ同じですが、各パーツのスペックの微妙な差が候補品Bの抜群の切れ味につながっているようです。
また、それを裏付る工場の能力の高さなども判断材料になりました。
新旧の世代交代
最初のタイルカッターを第1世代とすると、現行品のDIY400アルファは第3世代になります。
売れている現行品の販売中止を決断をしてから、新タイルカッターを見つけるまで数か月が経過し、不安な時期もありました。
(追記)長さ500mmまで切断できるタイプも追加しました。
(追記)長さ600mmまで切断できるタイプも追加しました。
次回は、新タイルカッター同士で、切り比べして性能比較してみる予定です♪♪