壁や床にタイルをぴったり収めて貼ろうとすると、大きさの問題でタイルの端が余ることがあります。

この余りを解消するために、タイルカッターという工具を用いてタイルを切る作業が必要になることがあります。

タイルを切ると言われると、「タイルは固くて切りにくそう」「失敗したらどうしよう」と、不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、数々のタイルカッターの選定を通して累計4,000台以上(2024年1月時点)を販売してきた専門家の目線で、タイルカッター選びのポイントや切り方のコツについて解説します。

豆知識はいいので、手っ取り早く安くて品質がいいタイルカッターを教えて!というあなたは、こちらをクリックください。

タイルカッターを用途によって4つの種類から選ぶ

ここでは、タイルカッターの4つの種類について、画像つきで紹介します。

①:タイル切断機タイプ
②:グラインダータイプ
③:ニッパー(喰い切り)タイプ
④:ペンシルタイプ

①:押し切りタイプ【一般的にはこちら】

タイルカットに使うタイルカッターの中でもっとも一般的なタイプで、「押し切りタイルカッター」とも呼ばれます。

平らなタイルをまっすぐに切ることができるのが特徴で、タイルの表面に筋を入れて押し割るため、グラインダーなどで切るよりも、ずっと早く簡単に切れるのがメリットです。

モザイクタイルのような小さなタイルの切断には適しませんが、床タイルや内装タイルのような一般的なサイズのタイルカットに向いています。

押し切りタイプのタイルカッターはこちら タイルカッター_TY350 長さ350mm厚み12mmまでカット可能

②:ダイヤモンドカッター【プロ仕様はこちら】

ダイヤモンドカッターは、タイルカッター用の刃を高速で回転させて切断する、プロがよく用いる強力なタイプです。

あらかじめタイルにカットしたい形状を下書きし、ラインに沿ってグラインダーの刃を当てて切っていきます。

分厚いタイルや曲線型に切る場合なども美しく切断できるのが魅力ですが、危険を伴うため、プロの指導なしに扱うことは避けておいたほうがよいでしょう。

グラインダーなどの電動工具は、ホームセンターによってはレンタルしている場合もございますので、一度お問い合わせしてみることをおすすめします。

ダイヤモンドカッター関連の商品はこちら

③:ニッパー(喰い切り)タイプ【タイルが小さい場合はこちら】

ニッパー(喰い切り)タイプは、タイル切断機タイプやグラインダータイプではカットできない、モザイクタイルなどの小さいサイズのタイルを切るのに適しています。

切り方としては、ペンチや爪切りの要領で、切りたい部分に歯を合わせて、力を入れるとタイルが切断できます。

他のタイプのタイルカッターで、タイルをざっくりと切ったあと、このニッパータイプのタイルカッターで形を整えたり、切り口を微修正したりといった仕上げに用いることも可能です。

ニッパータイプのタイルカッターはこちら タイルカッター タイル喰い切り B型

④:ペンシルタイプ【薄い内装タイルならこちら】

ペンシルタイプのタイルカッターは、100角程度で厚みの薄いタイルを切るときによく使われます。

切り方としては、タイルの表面に、刃を押し付けながら滑らせ、一直線の傷を付けてから、少しずつ力を加えて、裏面を金づち等で叩き割ります。

ペンシルタイプのタイルカッターを使う上での注意点は、タイルに一気に力を加えないことです。

タイルに一気に力を加えると、狙ったラインでは割れずに歪んでしまうリスクがあるため、まっすぐ綺麗に割るには練習をして力のかけ方のコツをつかむ必要があります。

ペンシルタイプのタイルカッターはこちら タイルカッター B型

それぞれのタイルカッターの詳しい使い方やカットの流れについては、この記事の後半にまとめてあるので、ご覧ください。

今すぐ「タイルの切り方」を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

タイルカッターの商品レビューが真っ二つに割れがちなのはなぜか?

さまざまなタイルカッターの種類について紹介しましたが、ここからは最も広く使われる「押し切りタイプ」に絞ってご紹介します。

タイルカッターを長く取り扱っていると、使用感について、ユーザーからさまざまなレビューが寄せられます。

なかでも特徴的だったのが「お手頃価格で使いやすい」という良い評価のなかに「全く使えない」という真逆のレビューがあり、評価の良し悪しが両極端であるという点です。

しかし、クレームを受けて返品されたタイルカッターには不良箇所もなく、なぜここまで評価が分かれるのか不思議で、ユーザーに対しヒアリングを実施しました。

その結果、「タイルに筋を入れて押し割る」というタイルカッター特有の切り方がうまくできなかったことが返品の大きな要因だと判明したのです。

そこで「タイルの切り方のコツが分からなくても切れる、お手頃価格のタイルカッター」を販売すべく、試行錯誤が始まりました。

14社の製品の切り比べをして、新しいタイルカッターを選定

まずは14社の商品をピックアップし、最終的に現行品+絞り込んだ2社の商品で切り比べを行いました。

そのときの切り比べの動画がこちらになります。

タイルカッター3台で性能を比較!タイル専門通販サイト【タイルライフ】

動画の通り、3台のタイルカッターを使い、タイルの厚みを変えて、それぞれの性能を比較し、最終的に採用したのは候補品Bです。

候補品Bを採用した一番の決め手は、本来は切れないはずの12mm厚で表面が凸凹のタイルが、簡単に切れたことです。

見た目は候補品Aとほぼ同じですが、各パーツのスペックの微妙な差が候補品Bの抜群の切れ味につながっていると認識しました。

また、それを裏付ける工場の能力の高さなども判断材料となっています。

おすすめタイルカッターの3つの魅力

ここからは、弊社が選定した新しいタイルカッターのおすすめポイントについて紹介します。

①:お手頃価格を実現
②:カット練習用タイルを同封
③:替え刃(別売り)も用意


それぞれ解説します。

①:お手頃価格を実現

新しいタイルカッターの1つ目のおすすめポイントは、お手頃価格であるということです。

お手頃価格といっても、もともとプロ用のタイルカッターがどれほどの価格帯なのか、想像がつかない方もいるでしょう。

そこで参考として、プロ用のタイルカッターを扱う有名メーカー「石井超硬」の押し切りタイプのタイルカッターの価格帯をあげると、安価なものでも1台50,000円、高品質で多機能なものは1台10万円近くします。

新しいタイルカッターを取り扱うまでは、上記のような高品質だが、値段も高額なプロ向けのタイルカッター、もしくは中国産の「安かろう悪かろう」なタイルカッターしか出回っていませんでした。

そこで、良いものをより安く、手に入れやすい価格で幅広いユーザーへお届けしたいと考え、徹底的にコストを見直し、お手頃価格を実現しました。

②:カット練習用タイルを同封

2つ目のおすすめポイントは、商品にカット練習用タイルを同封して届けている点です。

練習用タイルを同封するというアイデアは「タイルカッターを使ってタイルを切るのが初めてで不安」「手持ちのタイルに予備がないから失敗したくない」といったユーザーの声から生まれました。

練習用タイルを使うことで、カット時の力の入れ方や切れ味の確認はもちろん、手持ちのタイルを理想通り切ることができるかどうか、事前にチェックすることができるのはメリットといえます。

③:替え刃(別売り)も用意

3つ目のおすすめポイントは、別売りでタイルカッターの替え刃も用意している点です。

タイルカッターの刃も、包丁やハサミと同様に、何度も使っていくうちに、経年劣化による刃こぼれやサビつきを起こし、切れ味が悪くなってきます。

タイルカッターの切れ味が悪くなり、思うようにタイルが切れなくなったとき、刃が交換できれば、タイルカッターを丸ごと買い替えずに済みます。

そこで、タイルカッターの替え刃を用意し、いつまでも高い切れ味を保証できるようにいたしました。

DIYを趣味にしているのでなければ、一度使って次に使うまで期間が空く方も多くいらっしゃるので、そういった方にもタイルカッターを長く愛用してもらえるようにしています。

<別売りの替え刃はこちら>

タイルカッター_TY350専用替刃 2個セット

タイルカッター_TA500専用替刃

タイルカッター_TP600専用替刃

ここからは、厳しい選定を終えて採用された、新しいタイルカッターを紹介します。
以下の3種類です。

①:タイルカッター_TY350 税込 ¥5,918/台
②:タイルカッター_TA500 税込 ¥8,778/台
③:タイルカッター_TP600 税込 ¥27,280/台


参考までに2024年3月時点での価格を掲載しておりますが、価格は変動することもあるため、詳細が気になる方は商品ページもご覧ください。

①:タイルカッター_TY350

商品ページはこちら

タイルカッター_TY350は、長さ350mm、厚さ12mmのタイルまでカットできます。

磁気質タイルも切断可能なので、幅広い用途で使うことができ、一般的なタイルのDIYであればこれ1台でOKです。

また、DIYなどで手軽かつスムーズにタイルをカットしたい方が、お手頃価格で手に入れられるのも魅力です。

②:タイルカッター_TA500

商品ページはこちら

タイルカッター_TA500は、長さ500mm、厚さ13mmまでの、大形で厚みのあるタイルのカットができます。

摩擦を減らす効果のあるボールベアリングが内蔵されているため、ガイドレールの滑りも良く、作業効率が高いのが特徴です。

本格的なタイルDIYからタイル工事まで、幅広く使用することができるタイプです。

③:タイルカッター_TP600

商品ページはこちら

タイルカッター_TP600は、長さ600mm、厚さ16mmのタイルまでカットできます。

強度、耐久性の高いアルミベースを用いており、大形タイルでもスムーズなカットができるのが魅力です。

また、動きがスムーズなレール機構を採用しているため、大規模な作業になったときにも、作業効率アップが見込めます。

3種類の新しいタイルカッターについて紹介しました。

今回紹介したタイルカッターは、「期待通りの取り扱いの良さ」「すごく簡単に切れる」といったレビュー数が他にはないほど多く、たくさんのユーザーに愛用・ご好評いただいております。



レビューをもっと見たい場合はこちら

タイルカッターを用いたタイルの切り方のコツ

タイルカッター初心者が扱いやすい商品とはいえ、「押し割り」という切り方にはかんたんなコツが要ります。

まずは、下記説明または動画を参考にして、試し切り用のタイルでコツを掴んでいきましょう。

タイルカッターの使い方 | タイル専門通販サイト【タイルライフ】

【タイルの切り方】タイル切断機編 | タイル専門通販サイト『タイルライフ』

使用方法

タイルを手で押さえ、ブレードがタイル表面にあたるようにして、
ハンドルを前に押しながらタイルに割り筋をつけます。

タイルにつけた割り筋の最後の部分にタイルブレーカーを当てて、
ハンドルを下げます。
(ハンドルはジワジワと下げずに、押し割るようにポンと下げるのがコツです。)

割り筋に沿ってタイルを割ります。

タイルカッターを使いこなして理想の割付を実現しよう

本記事では、タイルカッターの種類や選び方、切り方のコツについて、写真や動画つきで紹介しました。

タイルカッターは、DIYやリフォームなど、自分でタイルを切るときに必要不可欠な工具です。

切り方のコツを掴み、スムーズにタイルを切るために、リーズナブルでも長く使えるタイルカッターを選びましょう。

タイル専門のECサイトであるタイルライフでは、タイルカッターも豊富に取り揃えています。

高品質、低価格のタイルカッターをお探しでしたら、ぜひタイルライフのタイルカッターをチェックしてみてください。

タイルカッター_TY350はこちら

タイルカッター_TA500はこちら

タイルカッター_TP600はこちら

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