街の中を歩いてみるとお店のショーウインドウは、もうすっかり秋冬ファッションですよね!
つい先日まで まだまだ残暑が厳しくて先取りファッションには興味を持てなかったけれど、1日1日秋めいていくのにつれ
目にとまり、ついつい立ち止まってしまいます。
ファッションの流行って、めまぐるしく日々変化しています。
去年あれだけ流行していたデザインのものが今年着てみると、どうもしっくりこない・・ということがよくありますよね。
タイルはどうでしょう?
形状・デザイン等のバリエーションが多いタイルは建材の中でも、はっきりその流行がみてとれる建材でもあります。
先日、社内のカタログ整理をしていて数年前からのカタログをパラパラとめくってみました。
ファッションの世界では、つい最近、現代風に着こなす80~90年代ファッションブーム再来!
リバイバルファッションと、もてはやされていたようですね。
カタログをじっくりみてみると・・
ハッキリとした鮮やかなカラーや、原色に近いカラーが多い時期。
ホワイト・ブラックなどモノトーンのタイルが多い時期。
ゴールドやシルバーなどキラキラとした光のあるものが多い時期。
それぞれの年代・時期の流行のファッション、インテリアに影響を受けて変化しています。
音楽やファッションの流行は繰り返す・・・というのだそうですが住む人のファッション、そしてそれに合うインテリア
そしてタイルの世界もこれは当てはまるようです!
昭和のレトロな雰囲気が懐かしい小さな小石のモザイク。
玉石とよく言われていたそうです。
他にも小さな円形のものや一辺が15㎜程度の正方形のものなど町の銭湯でみかけたようなモザイクタイルが、今また、とても人気のモザイクタイルとなっています。
大正初期から昭和初期にかけて日本で生産された多彩色レリーフ・タイルのことを“マジョリカタイル”と呼ばれているのですが
これまた今静かなブームとなっているようですね!
タイルライフでも多彩色の懐かしいカラーのタイルは根強い人気があります。
タイルの起源は世界的にみると干レンガが確認されているのは紀元前で、日本に限ってみると瓦の技術が飛鳥時代に伝わりました。
以後、タイルは常に身近な存在でした。
そして近年、めざましい新技術による機能性タイルも多いですね!
こんなところから“タイルは古くて新しい”といわれる由縁でもあるんですね!
タイルライフ 中村