タイルの特徴として1番挙げられる点は何でしょうか?

それは焼き物であるということだと思います。

 

今、新機能を持つ新しいタイルをのぞき長く愛されてきた理由のひとつには、焼き物特有の味わいではないでしょうか。

 

外壁で人気のせっ器質の赤レンガ色のタイル。

比較的安定した色合いのものもありますが、焼き物の味わいである色幅(窯変調)を意図的に出す“還元焼成”という焼成方法があります。

LIXIL フェイブRE(還元焼成) 二丁掛平(セミ面) 105N
・還元焼成 外壁タイル

 

焼きむらが壁面に変化を与え重厚感をさらに増します。

 

この還元焼成では同じ釜で焼いても全く同じ均一な色で出来上がることはありません。

表面の釉薬(うわぐすり)の具合も出来上がりの表情に変化を与えます。

 

タイルのことを焼き物であることになぞらえて“炎と土のハーモニー”という表現がありますがまさにピッタリの言葉だと思います。

グラッデン ボーダー

 

ここで、よくあるお客様からのご質問をひとつご紹介します!

還元焼成の外壁タイルをお選びのお客様より
「この外壁タイルの色合いが気に入った!できれば濃いめの色合いで揃えたい。」

味わい深い焼き物がゆえ、焼き上がりがどんな色合いになるのかは予測もつかず、なるべく均一に色幅を調整しようと混ぜた多数のタイルの中からご希望の色合いを集める・・というのは現実的ではない面があります。

 

どうしても色むらが気になる・・という方には色むらの出来にくい“酸化焼成”という焼成方法のものを選んでいただくという方法があります。

外壁タイル 227×60角平(二丁掛け) グレーベージュ系 B01
・酸化焼成 外壁タイル

またマンションの外壁等にもよく使われる品質の安定が特徴である“乾式プレス成形”のタイルをおすすめします。

モザイク状になったものも多くあります。
外壁タイル FSシリーズ 50mm二丁平紙張り 902K
・乾式プレス成型 外装モザイクタイル

 

タイルのお話をしましたが天然石についても色むらについては同じようなことが言えます。

 

見た目も豪華で、他の建材にはない重厚感を与えてくれる天然石。

ホテルのロビーや公共施設、大型ショッピング街などでは根強い人気がありますね!

 

天然石というのは、気の遠くなるような長い年月をかけて出来るものでラインのようにみえる模様や色むらがあるものも多く、時には太古の植物や生物の化石が模様となっている場合もあります。

乱形石材

先ほどのタイルと同じくお客様からのお問い合わせとして、天然石を選定の際に
「なるべく白地にグレーのラインがハッキリしないものでラインもあまり多くないものが欲しい」
こんなご相談をいただく場合があります。

 

これもタイルと同じく天然のものをコントロールすることは難しいのですが天然石ということに強いこだわりのないお客様には
こんな解決法をご提案をさせていただいています。

 

大理石調タイルという商品があります。

大理石調タイルについてくわしくはこちら

この名称自体、どこかで見聞きしたことのある方も多いのはないでしょうか?

 

豊富な色・種類があるうえに色ムラや石目の模様の振り幅も少なく見た目も本物の石材と区別がつかないものがたくさんあります。

 

豪華な雰囲気を損なわず価格的にも石材に比べると手に入れやすいものも多くおすすめですよ。

大理石調タイル

タイルライフ 中村

 

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