前回は外装壁タイルのサイズについてお話をしましたが今回は内装壁タイルのサイズについて。
前回のコラムはこちら >>「外壁タイルの定番サイズとは?」
現在、内装壁タイルとして使われるタイルの種類は多種多様で最近流行の小さなサイズのモザイクタイルや・ガラスモザイクなども素敵ですね♪
36角タイル・半磁器タイルとは?
内装タイルのサイズの種類で、36角タイル (半磁器タイル)ってご存知ですか?
あまり聞き慣れない・・という方も多いのではないでしょうか。
タイルライフによくあるお問い合わせのひとつをご紹介しますと・・
“家の浴室のタイルにヒビが入り補修をしたいが、108〜9mmサイズの内装壁タイルをさがしている。
ホームセンターにもなく、一般的なカタログにもあまりないようだか・・”
実寸法が 108〜9mmの、なんとも中途半端なサイズのタイルは、36角タイル(サブロクタイル)、または半磁器タイル(ハンジキタイル)といいます。
数十年前までは、内装壁タイルによく使われる定番となっていたタイルで「半磁器タイル」という名称で商品名にもなっていました!
建築当時施行した工事店・工務店さん等が今、廃業されている場合や、DIYブームもあり一般の方がご自分で探される・・という場合が増えているのだと思います。
36角タイルの名前の由来
実寸法108〜9mmという、中途半端なサイズの理由ですが、建築でよく使われる尺モジュールに対応していたからです。
3寸6分(108〜109mm)なので、36角と呼ばれるようになりました!
つまり少し前の規格サイズということになります(^^)/
当時は複数のメーカーが製造していましたが、現在では、100角・150角タイルなどをメインに、多種多様なタイルが使われるようになり、36角タイルの製造はごく限られたメーカーだけになっています。
内装壁タイルの一般的なサイズ
水回りによく使われる内装タイルのサイズは、
100角タイル (実寸法97.7mm×97.7mm前後)
150角タイル (実寸法147.7mm×147.7mm前後)
などのサイズが多く見られます!
これをみて、あれ?なぜ実寸法は中途半端な寸法なのかな?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
タイルの実寸法に目地分(2〜3mm)を含めたサイズが商品サイズの名称になっています(^_^)/
100角・150角の内装タイルは色のバリエーションも豊富で表面のつやもあり、美しいだけでなくお手入れのしやすさでも定評があります!
長く使える建材として、また今流行の家具や小物などのタイルクラフトなど、用途も広いですよ(^o^)V
タイルライフ 中村