
今や「タイルDIY」と呼ばれて、一般の方がタイルをご自分で施工することも、結構、当たり前のようになってきました。
TileLifeがタイルのネット販売を始めた2006年当時は、今のような状況を想像もできず、かたくなに業者さま限定としておりました。f(^^;)
あるお客様から「祖父の左官道具があり、施主支給ではなく、私が貼るので売ってほしい」というお問い合わせがきっかけで、一般の方への販売を始めるようになり10数年が経ちました。
その間、たくさんのお客様のタイルDIYの施工例も拝見し、大変さや楽しさを伺いました。
今回は、タイルDIYが初めての方の「私にできるかな?」という不安を解消できるように、今まで集まった豊富な実例を元に、できるだけわかりやすくご紹介します。
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タイルDIYを応援します!
みんなが楽しむタイルDIY
DIYは男性がするというイメージがありましたが、最近では自分好みの空間にこだわる女性が積極的にDIYにチャレンジしているようですね。
タレントの森泉さんが、ボロボロの空き家をDIYする「ボンビーガール」という人気番組の中でもタイルを貼る企画もありました。
プロにしか貼れないと思っていたタイルも、今やDIYのひとつとして、多くの方が楽しんでいます。
最初はテーブルや家具の天板にタイルを貼るなどの気軽にできることから初めた方が、DIY魂に火がついてトイレや玄関もタイルでリフォームしたという方もいらっしゃいます。
アウトレットタイルなら気軽に挑戦できる
TileLifeには「アウトレットタイル」といわれる激安タイルが全国のメーカーから集まる仕組みがあります。
カタログに掲載しなくなったなどの理由で余剰在庫となった新品のタイルが処分価格で出品されます。
初めてタイルDIYで、通常の価格帯ではためらいもありますが、アウトレット価格であれば気分的にも楽にチャレンジできると思います。
壁へのタイル張りは接着剤が固定されるまで、大型の虫ピンを指して固定する方法にたどり着くまで失敗数度。
でもタイル代が安かったので安心安心。
当初はモルタルを塗って塗装をするつもりでしたが、タイルライフさんでタイルを見ているとかなり安いタイルがありタイルを貼るほうが高級感が出るし、その割には費用があまり差がなかったので思い切って全面タイルを貼ることにしました。
何枚も失敗。でも安価で購入できたので安心して、きちんと合うまでやり直しました。
タイルDIYに必要な道具
簡単なDIYであれば、このようなDIYセットと目地材をねるためのバケツぐらいで充分です。
タイルを切断したり、貼る面積が大きい場合は、施工の効率を考えてもう少し本格的な道具を用意します。
詳しくは、「タイルDIY 準備する物」をご参照ください。
また、厚いタイルや小さなモザイクタイルを切断する場合などは「タイルの切り方(4種)」をご参照ください。
モザイクタイルのような軽い物でも「施工中にずり落ちて大変だった」という話を伺います。
壁に貼る接着剤は、タイルのサイズや下地に応じたものを選びましょう。
タイルを貼りつける接着剤やタイルとタイルの隙間を埋める目地材は「接着剤・目地材の早見表」をご活用ください。
「暑さや寒さに負けない強い気持ち」。
できれば「家族や友達の応援」もご用意いただいた方が良いかも。。。(笑)
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タイル貼りの基本的な流れ
初めての作業は誰でも難しく感じると思いますので、まずは、どのような作業をするのか基本的な流れをご説明します。
わかりやすくするため、パソコン用デスクの天板にタイルを貼る例でご説明します。
床や壁への施工も基本的な手順は同じなので、ざっくり全体の流れを把握してみてください。
■準備(養生など)

■タイルを割り付ける

■接着剤を塗る

■タイルを貼る

■タイルを切る

■目地を詰める

■目地材をふき取る

■完成

参照 詳しくは「タイルのテーブルの作り方」で解説しています。
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「素人にできるかな?」という不安がある方へ
興味があっても、上手くできないかもしれないという不安はありますよね。
TileLifeでも、「素人でもできるでしょうか?」「専門的な技術が必要ですか?」「プロに依頼した方がいいですか?」のご質問をよくいただきます。
確かに、初めての慣れない作業は結構大変で、出来栄えだけならプロの方がきれいだと思います。
(中にはプロ顔負けの方もいますが。。。)
ただ、DIYのタイル張りに挑戦された多くの方が、予想以上に時間がかかりながらも、安くできた満足感や出来上がった時の達成感について話されています。
夫婦でつっこみあいながら共同で作業したり、お子さんに手伝っていただくのも良い思い出になると思います。
色々な実例を参考に、まずは、できそうなDIYから始めてみてはいかがでしょうか?