テラコッタタイルを選ぶときは、大きく「本物テラコッタタイル」と「テラコッタ調タイル」の2つのタイプに分けて、それぞれの特徴を知ったうえで選ぶことをおすすめします。

 

本物テラコッタタイル

テラコッタ (terra cotta)タイルは、イタリア語の「焼いた (cotta) 土 (terra)」に由来する通り、古くは土をタイルのような形に固めて天日干ししただけでしたが、固く焼しめられようになって素焼きタイルとして普及するようになりました。

 

カタルニャテラコッタ
その昔ながらの素焼きやハンドメイドの風合いなど、本来のテラコッタタイルに限りなく近づけたタイプが本物テラコッタです。

 

タイルの焼成温度や湿度などによって、タイル表面の色味が変化して醸し出す素朴な風合いが魅力です。

 

注意点は、素朴な風合いを残すほど、吸水性が高く汚れがしみこみやすいことや、寸法などもラフに仕上がっていることを理解して採用することが必要です。

 

特に吸水性が高いテラコッタタイルの場合は、施工前に、このようなシーラー処理をする必要があります。

 

テラコッタタイル用ワックス

テラコッタタイル用ワックス

施工後も、タイルの保護や汚れ防止のためにテラコッタタイル用ワックスをかけるなど定期的なメンテナンスを必要とする場合もあります。

 

ただ、このようなメンテナンスをしっかりして、使い込むほどに味わい深い経年変化を楽しめることが、工業製品化された他のタイルにはない魅力でもあります。

 

<商品の例>

30318XIS

ファットアマーノ (ハンドメイド)

30319XIS

カステルノーボ (セミハンドメイド)

30320XIS

コットノービル (マシンメイド)

カタルニャテラコッタ

カタルニャテラコッタ

ホーおじさんのテラコッタ

ホーおじさんのテラコッタ

ホーおじさんのテラコッタ

ホーおじさんのテラコッタ

 

テラコッタ調タイル

バレンシアコット

タイル表面の釉薬で素焼きの使い込んだ風合いなどを表現したり、エッジ部分を凸凹にしたりして人工的にテラコッタのイメージを表現したタイプになります。

 

表面に釉薬がかかっているので、吸水性を抑えて汚れにくくメンテナンスが楽であったり、ノンスリップ性を高めたタイルもあるため、外部でも安心して使えます。

 

用意されたカラーバリエーションで好みの色を選べるなど、色や寸法のバラツキが多い本物テラコッタよりも安定しているので、扱いやすいのも特徴です。

 

製造コストも本物テラコッタほどかからないため、価格も割安で、5分の1程度の価格の商品もあります。

 

<商品の例>

LIXIL バレンシアコット

LIXIL バレンシアコット

格安テラコッタ調タイル

格安テラコッタ調タイル

 

手作り感のぬくもりがある分、手間のかかる本物テラコッタ系。
工業化されぬくもりが少ない分、手間のかからないテラコッタ調タイル系。
それぞれの特徴を知り、使用する場所の用途に応じてご検討ください。

 

参照テラコッタタイルとは?

参照日本テレビ「幸せボンビーガール」でご紹介いただきました。

 

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