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石材のメンテナンス

その他石材の特性と注意点

日常のお手入れ

●定期的に、柔らかい布やきれいな布で乾拭きしてください。
●拭き掃除を行う場合は硬く絞った清浄なモップ、雑巾等で行ってください。
   特に大理石は、ツヤが落ちたり、染みの原因になる可能性があるため、水拭きは極力避けてください。
●御影石のジェットバーナー仕上げや割肌仕上げなどの表面に凹凸のある仕上げの石材への雑巾がけは、
   汚れをすりこむことになりますので、やわらかいブラシでほこりを落す等の清掃をしてください。
●掃除機等を使用する場合は、吸い込み口にブラシを装着するなどして、石材に傷が付かないようにしてください。
   大理石やライムストーン(石灰岩)はやわらかい石種が比較的多いため特に注意が必要です。
●水を使用する場合は、水をこまめに交換するなど洗浄後の汚水などは使用しないでください。
   残留した表面の水は、速やかに拭き取ってください。
●定期的な清掃を行ない、洗剤を使用する場合は、汚れが付着した場合のみにしてください。
●使用する洗剤は、中性洗剤をご使用下さい。ご使用の前に目立たない場所で試してみて、
   石材に変化が無いことを確認の上、ご使用下さい。使用後は、洗剤成分が石材内に残留しないように、
   清水で充分に洗浄し、ふき取ってください。
●状況に応じて表面保護剤などをお使い下さい。>>石材用コーティング剤

 

使用時の注意点

●汚れた水、醤油などの調味料、化粧品などをこぼした場合は、染みの原因になりますので、
   乾いたやわらかい布で直ちにふき取ってください。
●植木鉢などの下には、必ず水受けなどを設置し、石材に直接置かないで下さい。
●錆がつく可能性がありますので、鉄製の物は石材の上に置いたままにしないでください。
●酸性の洗剤等は使用しないで下さい。
●大理石やライムストーン(石灰岩)、及び吸水率の高い石材の場合は、水や洗剤の使用は特に注意してください。
●洗剤やワックス及び表面保護材などのご使用にあたっては、取扱説明書に従ってください。
●玄関マット等に汚れ吸着の薬品や樹脂加工がされている場合があります。
   注意書きなどを確認の上ご使用下さい。

石材の不具合

白華現象(エフロレッセンス)

白華現象(エフロレッセンス)とは、モルタルや石材などの表面に白い粉が発生したり、
白く変色したように見える現象です。

主な要因は、モルタル中の水酸化カルシウムが、浸入した雨水などに溶けて目地や石材から
にじみ出し、空気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムとなったものです。

建物の日陰や北側、夏季より冬季に多く観察されることなどから、濡れたり乾いたりを繰り返す場所や
比較的温度が低い場所など、炭酸カルシウムが生成されやすい条件の揃った場合に
白華現象(エフロレッセンス)が発生しやすくなることが知られています。

一時的な白華現象(エフロレッセンス)の場合は、白華の除去後に浸透性の吸水防止剤などの
処理を施すことで再発を防止できる場合もあります。

継続的に発生する白華現象(エフロレッセンス)を解消するには、
原因となる水や湿気の浸入経路などを絶つ必要があります。

エフロが水溶性の炭酸水素カルシウムとなり、気象・環境条件によって数年後に
雨で流されて消える場合もあります。

白華現象(エフロレッセンス)は、目地の周辺だけでなく、砂岩や一部の大理石、セメント系疑石やブリック、
レンガ等の表面でも発生することがあり、透水性が高い建材の場合は注意が必要です。

濡れ色

雨水や下地などの水分が石材の毛細管現象によって、石材表面などに現れる場合や、
石材を施工する際に使用するモルタル(セメント)に含まれるアルカリ成分が水に溶けて石材内部に浸透し、
水分が乾燥した後に残留したアルカリ成分が結晶化して濡れ色に見える場合などがあります。

熱乾燥などで除去できる場合もありますが、根本的に解消するには、
原因となる水や湿気の浸入経路などを絶つ必要があります。

石錆

石材にはサビを発生させる成分が含まれていますが、ほとんどの石材では、
ごく微量なため石材全体に及んで色を変化させることはありません。

多くの場合は外的要因からの浸透や付着によるものが原因となります。
御影石の場合は、クエン酸等の弱酸による処理が有効ですが、大理石の場合は酸が使用できないため、
中性洗剤による表面洗浄で除去します。
(御影石の中にも酸に侵食される性質の石種がありますので、注意が必要です。)

ポップアウト

石材に含まれる成分の膨張により、表面がはじき出されてあばた状になる現象です。

主な要因として、粘土質鉱物や鉄粒等が、水分や湿気によって膨張することが考えられるため、
石材を乾燥状態に保つことが必要となります。

染み

石材の染みには、表面から付着浸透した場合と下地に混じった異物や副資材の成分が裏面から
表面へ染み出す場合があります。

飲料などをこぼしたまま放置して出来る表面的な染みの場合は、
染みになった成分に応じた処理をすることで除去できる場合があります。

裏面からの染みには、下地に混じった金属片の錆や使用した2液の混合型接着剤などの
混合比率の違いや攪拌が不十分なために発生する硬化不良による成分の染み出し等があります。

また、目地部に使用したコーキングや目地材の成分が小端面から染みこむ場合もあります。
接着剤やコーキングの成分などは除去することが困難なため、
副資材の取扱説明書の通りに施工する必要があります。

石材の知識

石材選びの参考になる石材の仕上や種類などをご紹介しています。
初めての方でも、目的に応じた石材の選び方や貼り方がわかるようになります。