「タイルを使っておしゃれにDIYしたい」

「必要な道具やデメリットは何?」

といった悩みを抱えていないでしょうか。

DIYにタイルを使えば、自宅の空間を一味違った雰囲気に演出できます。ただし、施工に必要な道具をきちんと揃え、どのようなリスク・デメリットがあるかを理解しておくことも重要です。

当記事では、2006年からインターネットでのタイル販売を始めたタイルライフが、タイルでDIYをする施工手順や必要な準備物をはじめ、タイルでDIYをするデメリットを解説します。

実際にお客様がDIYをされたおしゃれな実例も紹介するので、「初めてのDIYで不安が大きい」と感じる方はぜひ最後までご一読ください。

なお、タイルライフでは、自宅でのDIYに適したタイルを豊富に取り扱っています。また、DIYに必要な道具も多くあるため、ぜひ下記よりお気に入りの商品を探してみてください。

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タイルで自宅をDIYした事例5選

まずは、タイルで自宅をDIYしたおしゃれな事例を5つ紹介します。

①:スライスレンガを活用し、外構(玄関床)をアンティークに
②:モザイクタイルでかわいらしさを演出した洗面所
③:モザイクタイル天板ピザテーブル
④:和モダンなBARスペースをDIYで実現
⑤:壁タイルでリビングを洋風にアレンジ


いずれもDIYのため、初心者であっても手順さえ押さえれば施工が可能です。詳しく見ていきましょう。

①:スライスレンガを活用し、外構(玄関床)をアンティークに

スライスレンガを活用して、玄関まわりをグッと格上げしたタイルDIYの好例です。

コンクリートの土間に赤茶系のレンガ調タイルを敷き込むだけで、輸入住宅風のあたたかいアンティーク感が生まれます。目地をやや明るくすると一枚一枚の表情が際立ち、植栽や玄関ドアとの相性も抜群です。

薄くて軽いスライスレンガならカットしやすく、外構の一部分だけでもDIYで施工しやすい特徴があります。

使用したスライスレンガはこちら

②:モザイクタイルでかわいらしさを演出した洗面所

洗面台のミラー下をモザイクタイルでポップに演出した事例です。

白やベージュをはじめとした、さまざまな色合いのタイルをミックスしているので、よくあるプレーンな洗面まわりを一気におしゃれな雰囲気に格上げしています。

水ハネしやすい位置だけをタイルにしているので実用性も高く、お手入れもしやすいのがポイントです。

使用したモザイクタイルはこちら

③:モザイクタイル天板ピザテーブル

天板に青系のモザイクタイルを使ったピザテーブルです。アウトドアでピザをこねるためのテーブルとして作りました。DIYをはじめとした作業台としても役立ちます。

タイル天板のため、水や油で汚れても拭き取りやすいのが特徴です。青色のタイルは黒フレームとのコントラストもはっきりしており、見せる収納としても成立しています。

④:和モダンなBARスペースをDIYで実現

ダイニング横の壁一面に、ダークカラーの縦長タイルを貼った和モダンな事例です。すっきりとした縦ラインが空間を高く見せ、手前の無垢材カウンターや和紙照明の柔らかさを引き締めています。

色数を抑えているので、飲食スペースでも落ち着いて過ごせるのがポイントです。木製建具との相性もよく、和室まわりのアクセントにも使いやすい貼り方です。

⑤:壁タイルでリビングを洋風にアレンジ

リビングのテレビ背面を、ベージュ・クリーム系の石調タイルで全面的に仕上げました。凹凸のあるタイルが光を受けて陰影をつくるため、同じ白壁でも厳かさを感じさせ、奥行きが出ます。

テレビボードや観葉植物など黒・グリーン系のインテリアとも合わせやすく、主役の壁を際立たせているDIYの好例です。

以上、タイルによるDIYの事例を5つ紹介しました。
その他の実例については下記の記事にて、紹介しています。合わせてご一読ください。

タイルDIYに必要な道具

タイルを使ったDIYの完成図がわかったところで、DIYに欠かせない道具を紹介します。下記はタイルライフがおすすめするDIY用のセットです。

TileLife DIY用セット


簡単なDIYであれば、このようなDIYセットと目地材を練るためのバケツがあれば充分です。

タイルを切断したり、貼る面積が大きかったりする場合は、施工効率を重視するために、下記の道具もを用意します。

詳細は、以下の記事をご参照ください。

準備するもの:タイルDIY

切り方:タイルの切り方(4種)

なお、モザイクタイルのような軽い物でも「施工中にずり落ちて大変だった」とのケースもあります。

壁に貼る接着剤は、タイルのサイズや下地に応じたものを選びましょう。

タイルを貼りつける接着剤やタイルとタイルの隙間を埋める目地材は、「接着剤・目地材スピード選定」をご活用ください。

接着剤・目地材スピード選定はこちら

タイルDIYの貼り方

初めての作業は難しく感じるケースも多いでしょう。ここでは、タイルでDIYをする場合の基本的な流れをご説明します。

わかりやすくするため、パソコン用デスクの天板にタイルを貼る例でご説明します。

床や壁への施工も基本的な手順は同じなので、ざっくり全体の流れを把握してみてください。

■準備(養生など)

作業する場所が接着剤などで汚れてもかまわないように、新聞紙などで養生して、効率的に作業ができるように準備をします。

■タイルを割り付ける

開口部や端部でタイルの切断が必要なのか、その場合のサイズなどをあらかじめ決めておく「タイルの割付」を行います。

■接着剤を塗る

くし目コテなどで、接着剤を塗り伸ばします。

■タイルを貼る

あらかじめ決めたタイルの割付に応じて、順番にタイルを貼っていきます。

■タイルを切る

モザイクタイルのような小さなタイルは「食い切り」という専用工具で切断します。
詳細は、以下の記事をご参照ください。

タイルの切り方(4種)

■目地を詰める

ゴムのついたコテなどで、目地材を塗り広げながらタイルの目地の溝に詰めていきます。

■目地材をふき取る

スポンジなどで、タイル表面に残った目地材をふき取ります。

■完成

世界に1台しかない私だけのパソコン用デスクができました。

詳細は、以下の記事で解説しています。合わせてご一読ください。

タイルのテーブルの作り方

タイルでDIYするデメリット

ここまでで、タイルを使ったDIYはそこまでハードルが高くないことがわかったでしょう。しかし、タイルでのDIYにはどのようなデメリットがあるか気になった方がいるかもしれません。ここでは下記の2つのデメリットを詳しく解説します。

①:撤去に手間がかかる
②:住宅の総重量が増える


①:撤去に手間やコストがかかる

1つ目のデメリットは撤去に手間やコストがかかる点です。

モルタルで接着したタイルを剥がす場合には、下地ごと破損するリスクがあります。場合によっては、部分的に下地を削り整える、はつり作業や廃材処分なども必要です。施工費以上のコストがかかるケースも少なくありません。

たとえば、キッチンでの周りの撤去・補修にかかる費用相場は下記のとおりです。

内容 費用相場
タイル・石膏ボード撤去 1万〜1.5万円
補修費 5万〜10万円


タイルでDIYをする場合は、手間やコストがかかる可能性があることをあらかじめ把握しておきましょう。

②:住宅の総重量が増える

2つ目のデメリットは住宅の総重量が増えることです。使用するタイルの厚みやサイズ、製品仕様によるものの、磁器質タイルは1㎡あたり18〜25 kgと重い特徴があります。

たとえば、フローリングの上に重ね貼りすると、床の荷重の許容値を超えるため、下記のリスクを抱えることになるでしょう。

・たわみ過多による目地割れやタイル割れ
・浮き局所破損やビス抜け・きしみ


タイルをDIYすると、場所によっては住宅の総重量が増える可能性がある点を考慮するようにしてください。

タイルDIYで失敗しないための3つのコツ

せっかくタイルでDIYすることを決めても、失敗してしまっては意味がありません。ここでは、タイルDIYで失敗しないためのコツを3つご紹介します。

①:アウトレット品を活用する
②:下地に油分・水分を残さない
③:配置や寸法をあらかじめ計画しておく


①:アウトレット品を活用する

タイルでのDIYで失敗しないためには、アウトレット品を上手く活用しましょう。DIYの場合、かかる主なコストは材料と工具代のみです。下記に、通常価格とアウトレット品との差をまとめました。

商品例 通常価格 アウトレット価格 差分
ナチュラル調床タイル 300角平
ベージュ系
9,720円 2,100円 7,620円
モザイクタイル 15角平
表面紙貼り
パステル系ミックス
(¥750/シート以下)
12,440円 6,660円 5,780円
軽量ブリックタイル
200×64mm角
レッドベージュ系
14,000円 6,330円 7,670円
内装タイル 75角 表面紙貼り
ブルー系
11,838円 5,626円 6,212円


表からわかるように、アウトレット品を活用することで、5,000円〜7,000円ほど安くできます。

タイルのアウトレット品なら、タイルライフでお気に入りのものを見つけてみましょう。国内最大の取り扱い数を誇り、さまざまな種類のタイルを幅広く扱っています。最大で90%オフのものもあり、アウトレット品は再入荷しないケースもあります。ぜひ今のうちに探してみてください。

タイルライフでアウトレット品を探す

②:下地に油分・水分を残さない

タイルでのDIYを成功させるコツの一つが、下地に油分や水分を残さないことです。

万が一、下地に微細な粉じんや油分、水分が残ると接着剤の硬化が阻害されます。結果として、施工後 1〜2 年で浮きやパコパコ音の原因になるため、注意が必要です。

③:配置や寸法をあらかじめ計画しておく

タイルでのDIYにおいて、配置や寸法をあらかじめ計画しておくのも非常に重要です。

タイルを購入する前には、紙上で簡単な割付図(わりつけず)を作成しておきましょう。施工面積+カットによるロスや施工時の破損分として5~10%余分に発注すれば、施工当日に材料不足による中断を回避できます。

材料が足らないと貼り付け作業を終わらせられず、二度手間になってしまいます。

DIYにおすすめのタイル7選

最後に、DIYにおすすめのタイルを7つ紹介します。

①:インテリアモザイク ニュアンス
②:コラベル
③:カフェ風タイルタペストリー
④:テラコッタ調タイル
⑤:モザイクタイル
⑥:サブウェイタイル
⑦:玄昌石(ブラックスレート) 方形 150角 割り肌


ぜひDIYに取り入れる場合の参考にしてみてください。

①:インテリアモザイク ニュアンス

インテリアモザイク ニュアンスは、25mm/50mm角の磁器質モザイクタイルです。微妙な質感とパステルカラーの豊富な色味で、洗面やキッチン壁を上質に演出します。

裏ネット張りで施工性が高く、役物も充実しており、コーナーにも美しく納まります。ミックス品もあり、光を柔らかく受ける抜け感が魅力です。

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②:コラベル

コラベルは、ランタン形の愛らしいモザイクタイルです。伝統釉の奥行きある発色が、キッチンや洗面の壁を一瞬でレトロかつ上品に雰囲気に格上げします。

紙貼りシートで施工性も高く、色やミックス展開も豊富なタイルです。

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③:カフェ風タイルタペストリー

カフェ風タイルタペストリーは、艶やかな二丁掛の磁器質タイルです。鮮やかな単色からミックスまで色展開が豊富であり、キッチンや洗面がカフェのような雰囲気に仕上がります。

店舗風アクセントでDIYした場合に、最適な存在です。

カフェ風タイルタペストリーを探す

④:テラコッタ調タイル

土の温もりを感じるナチュラルな風合いが魅力的なのが、テラコッタ調タイルです。

300角の大判で玄関やポーチの床に最適であり、統一感ある納まりになります。素朴な雰囲気で外構をやさしく格上げしてくれる頼れる一品です。

テラコッタ調タイルはこちら

⑤:モザイクタイル

バラ売りで必要数だけ買える小粒モザイクです。

コースターやフォトフレームの装飾などができ、ポップさを演出してくれます。色・形の組み合わせで無限の表現が楽しめるのも特徴です。

クラフト用モザイクタイル集

⑥:サブウェイタイル

艶やかなホワイトのランケット形状で、キッチンや洗面を一瞬で海外カフェ風にできます。

清潔感も抜群であり、DIYにも扱いやすい定番です。

サブウェイタイルはこちら

サブウェイタイル特集はこちら

⑦:玄昌石(ブラックスレート) 方形 150角 割り肌

タイルではないものの、天然石材の選択肢として玄昌石(ブラックスレート) 方形もあります。

ポルトガル産の深い黒と割肌の陰影が、品の良さを演出します。落ち着いた表情で玄関土間や壁のアクセントに最適です。

玄昌石(ブラックスレート) 方形 150角 割り肌を見る

タイルDIYをするなら、タイルライフで理想のタイルを探そう

タイルを使ってDIYすれば、自宅を一味も二味も違った雰囲気にできます。DIYも施工費用を抑えられ、楽しみながら空間作りができるため、おすすめです。

ただし、使用するタイルによっては家の総重量が増えたり、撤去に手間やコストがかかったりするケースもあります。

デメリットも理解しつつ、簡単に自宅の雰囲気を変えられるタイルのDIYにぜひ挑戦してみてください。

タイルライフのECサイトでは、DIYにぴったりなタイルを多数取り揃えています。アウトレット品では、価格が最大で90%オフになっているものもあるため、ぜひ下記よりお気に入りのものを見つけてみましょう。

タイルライフのECサイトを見る

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