商品数 25,000品 業界最大級の品揃え
焼成によって溶けたガラス質の皮膜のことを釉薬(うわぐすり)と言い、タイルの表面に釉薬が施されているタイルを「施釉タイル」、釉薬の施されていないタイルを「無釉タイル」といいます。
素地そのものの色を味わいとする無釉タイルの色には、粘土自体に含まれている鉄分などの呈色によるもの(土ものタイル)と、白色の素地に顔料(酸化金属など)を添加配合して着色するもの(練り込みタイル)があります。
施釉タイルは、釉薬に含まれる顔料により表面の色をつくります。素地別に見ると、白い素地のものに釉薬を施したタイルと、鉄分などを含んだ有色素地のものに施釉を施したタイルとがあります。
タイルの素地も釉薬も焼成して初めて色が引き出されます。同じ原料や釉薬でも焼成温度や焼成法によって色は大きく変化します。 焼成方法には、酸化焼成と還元焼成があり、例えば、銅を含む釉薬は酸化焼成するとグリーン系統の色になりますが、還元焼成では赤色が出ます。 鉄を含む釉薬は、酸化焼成では飴色から茶褐色・黒となりますが、還元焼成では含有量によってグリーン、褐色、または黒天目と呼ばれる窯変があらわれ変化に富みます。
窯の通気をよくして、酸素を十分に供給する焼成方法です。 釉薬や素地に含まれる酸化金属と酸素が結合し、別の化合物に変化して呈色します。比較的安定した色が得られます。
窯内への酸素の供給を抑制した焼成方法です。 釉薬や素地に含まれる酸化金属の酸素を取り除くことによって呈色させます。焼き物の味わいである色幅(窯変調)を意図的に持たせることができます。 還元焼成には予想できない偶然性が、焼き物の魅力にあふれ面白い反面、不安定さがあります。
単味(砂、シャモットなど添加物を加えていない)原料から形成されたフラットな面状です。
焼成後、表面に鋼球や砂などを吹き付けて荒らしたものです。
湿式押出成形時に素地を一皮剥いだものです。添加物によって表面が引っ掻いたような荒い面になります。
乾燥した素地を2つに割って焼成したものです。
湿式押出成形時に素地の表面を釘状のもので引っ掻いたものです。
焼成後、表面を研磨して鏡面状にしたものです。
乾燥素地の表面をノミなどで荒くはつったものです。
窯押出成形機に特殊形状の口金を付けて成形したもの(山型、リブ付き、スジ面などがある)です。
タイル選びの参考になるタイルの種類や製法などをご紹介しています。 タイルDIYが初めての方でも、目的に応じたタイルの選び方や貼り方がわかるようになります。