睡眠に影響する体内時計について、 日系ビジネス(2006/6/19号)にあった記事をご紹介します。 体内時計には、1日1回転する「置き時計型」と、数十分程度の短時間の感覚を 担う「砂時計型」の2種類があるそうです。 砂時計型は、あまり聞いたことがないと思いますが、事前に一分間を予測して 「今、一分たちました」と知らせるタイマーのようなものです。楽しい時間が あっという間に過ぎたり、つまらない時間はなかなか過ぎなかったりする感覚 に作用するもののようです。 この砂時計型の働きは、寿命とも関連しているかもしれないと考えられています。 高齢者約300人を対象に、時計を見ないで1分間を数えてもらう調査を行い、 予測した1分が実際より15秒以上長かった人、15秒以上短かった人、どちらにも 当てはまらない人の3つのグループに分けて、5年間経過を追った。 その結果、予測した1分が実際の1分より15秒以上長かった人のほうが、明らかに 死亡する人が多く、心臓病や脳梗塞などの発症頻度も高いという傾向が見られた そうです。逆に、実際の1分より15秒以上短かった人は「長生きタイプ」と言える ようです。 実際の1分より予測した1分が長い人のほうが、のんびりしていて長生きしそうに 思えますが、実際の1分が経ったときに、まだ45秒ぐらいだと思っていると、 結果的に時間に追われてしまうので短命になると考えられています。 皆さんも試しに計ってみてはいかがでしょうか?ちなみに私は、「短命」の方 でした。なお、75歳以上の高齢者を対象にした調査のため、すべての年齢の 人に当てはまるとは言えないと注釈がありました。
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