キッチンに使うタイル選びに迷ったことはありませんか?

キッチンのタイル選びで印象はがらりとかわるもの。
その際、真っ先に考えるべきことは、個性をどのように反映させるかです。

「おしゃれなキッチンにしたい」
「こだわりのデザインを反映したキッチンにしたい」
など、キッチンに対する熱い想いを抱く方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、キッチンの素敵なタイル選びに後悔したくない方へ、最低限おさえていただきたい内容をご紹介します。

キッチンにタイルを選ぶとよい理由

キッチンの仕上げを考える際、ステンレススチールやキッチンパネルなどの選択肢もありますが、なぜタイルを選ぶとよいのでしょうか。

色・形のバリエーションや加工の豊富さなどデザイン面ももちろんありますが、傷に強いという面でもタイルがおすすめです。

とくにキッチンの天板は、鍋や刃物などの調理器具を扱うため、傷がつく可能性がある場所と言えるでしょう。キッチンの天板にタイルを用いれば、傷がつくことを気にすることなく調理を行うことが可能です。

また、タイルは「目地の汚れや手入れが大変」と思われる方もいるかもしれませんが、水や油が染み込みにくい防汚目地材を使えば、メンテナンスの手間を軽減することができます。

【防汚目地材はこちら】

とはいえ、タイルは種類が豊富でどのようなタイルを選べばよいか迷ってしまうというあなたに向けて、まずは代表的な4種類のタイルについて紹介いたします。

キッチンタイルの種類で選ぶ~代表的な3種類+α

タイルにはいくつも種類がありますが、色や形、吸水率などの観点で特によく使われるものがあります。

以下では、主要な3種類および、キッチンに適さないタイルについてご紹介いたします。

①:モザイクタイル

正方形、丸、六角形など様々な種類のあるモザイクタイル。

モザイクタイルとは、1ピースの表面積が50cm2(平方センチメートル)以下の平物タイルとして定義されています。

キッチンバックをはじめ、床や天板にも使えるモザイクタイル。
単色で合わせることもあれば、複数色で合わせることもあるなど、組み合わせを楽しむことができるのも特徴です。

②:大判タイル

出典:吉前の家(HouseNote)

大判のタイルは高級感があり、落ち着いた印象になります。

ナチュラルな風合いの大判タイルや、シックな印象を与えるタイルなど、普通の100角内装タイルにはない雰囲気のタイルも数多くあり選択の幅が広がります。

お手入れの面からみて、磨きタイル(鏡面タイル)や施釉のフラットなさらっとしたタイルがおすすめです。

なお、中でも大判のタイルを選ぶと、タイルとタイルの間の目地が少なくなり、目地汚れが気にならなくなることや、床でも壁でも使えて使い勝手がよいというメリットがあります。

【大判タイルの一覧はこちら】

③:サブウェイタイル

ニューヨーク市の地下鉄駅で使われ始めたタイルの一種と言われるサブウェイタイル。150×75mm(15×7.5cm)程度の大きさで使いやすく、光沢のあるものが一般的です。

なめらかで平らな表面を持っているため水や油、食品汚れを掃除しやすく、機能性にも優れています。

色はホワイトで清潔な印象を与えるものが一般的ですが、ブラックや淡いブルー、グリーンなど色付きのものもあり、カフェ風やアンティーク風など、こだわりに応じたデザインが楽しめます。

また、サブウェイタイルに似た感じで、外壁タイル定番の二丁掛サイズ(227×60mm)でツヤのあるタイルもキッチンタイルとして人気があります。

【カフェ風タイル タペストリー 二丁掛 グリーン系はこちら】

【おまけ】キッチンに適さないブリックタイル(レンガタイル)

「ブリック」とはレンガのことで、その名の通りレンガを模しているブリックタイル。

素材はレンガではなく、せっ器質のタイルやセメントで作られているタイルなどがあります。

伝統的なレンガの特徴である粗面や自然な色の変化を持つため、アンティーク調のキッチンと相性がよいというコメントも見かけます。

一方で、その粗面の凸凹に汚れがたまってしまうことがあり、特に水がかかるキッチンバックや油汚れが気になるコンロ周りでは拭き掃除が大変になるため、避けたほうがよいでしょう。

タイルを貼る場所で選ぶ~3つの施工場所

キッチンでタイルが利用できる場所は壁だけではありません。
各所のタイルを使い分けることで、こだわりのキッチンを演出することができます。

タイルのイメージに合わせて、どの場所に使うかも検討してみましょう。

①:キッチン壁・腰壁

キッチンタイルの定番といえばキッチン壁。調理に伴う水はねや油はねを防ぐ意味でも、キッチン壁にタイルを貼ることは定番です。

一方、カウンターキッチンの横や裏に当たる腰壁にタイルを貼るパターンもあります。

腰壁タイルを特徴あるものにすることで、部屋の見え方にアクセントを加えることもできるでしょう。

【キッチン壁の施工事例はこちら】

②:キッチンの天板

キッチン作業台の上部に当たる天板。この天板にタイルを貼るパターンもあります。

洗い物の水はねや汚れはねなどは壁より天板につくことも少なくないため、天板にタイルを貼ると掃除が楽になります。

海外ドラマで見るようなカントリーキッチン風に仕上がることも特徴の1つです。

【キッチン天板の施工事例はこちら】

③:キッチン床

キッチン床をタイルにするパターンもあります。

よくあるフローリングだと傷や凹みがつきやすかったり、定期的なワックス塗布などの手間がかかりますが、タイルは硬いため傷がついたり凹むことはほぼ無く、ワックス塗布の必要もありません。

よく懸念されるのが「冬場に冷たくなること」「表面が固いのでものを落とすと割れやすいこと」。

それぞれ、「床暖房にする」「マットを敷く」などで対策するとよいでしょう。

キッチン壁タイルのお手入れと施工のポイント

最後は、キッチンタイルのお手入れ方法と施工のポイントについて解説します。

他のタイルに共通する部分もあるので参考にしながら、実際に他のタイルを利用する際は、そのタイルのお手入れ方法についてよくご確認ください。

タイルのお手入れのポイント

吸水性が低いといえども、キッチンで利用するタイルの汚れは多少なりとも避けられません。

汚れが付着した際にはそのままにせず、落ちづらくなる前に日頃から中性洗剤などを利用してお手入れを心がけましょう。

万が一、汚れが硬化しておとしにくい場合は、クレンザーを利用して傷がつかない程度に磨いてください。目地のような狭く細かな場所においては、洗剤と歯ブラシを用いるのがおすすめです。

日頃からのお手入れは、キッチンまわりで大活躍する、美しいタイルを維持するための重要なポイントです。

またキッチン壁専用の汚れが付きにくい目地材もあります。

【キッチン壁用 防汚目地材はこちら】

タイル施工のポイント

タイルを用いた施工作業で最も重要なことは、タイルのはがれや落下を防止することです。

施工方法は全面接着剤張りが標準的で、使用する接着剤はタイルの大きさによっても異なります。
目地材には防汚機能のある目地材がおすすめ。

また、タイルは熱にも水にも強い建材ですが、防火や防水の処理は下地から対応しましょう。

プロの施工会社に頼むのが安心ですが、タイルDIYされる方も多くいますので、DIYが趣味の方はチャレンジしてみるのもいいと思います。

施工の苦労や多少の失敗も良い思い出となり愛着が沸きます。

キッチンタイルの選び方には方程式がある

以上、ご紹介したような基本知識と選び方を把握しておくことで、スムーズにイメージをつけることができます。

その上で、早速好みのキッチンタイルを探してみたいのであれば、まずはタイル専門のECを検索してみることで、手早くイメージに合ったものを探すことができます。

タイルライフでは、多様なニーズに即したタイルを数多く取り揃えております。

キッチンにはどのようなタイルがあるのかを把握するために眺める程度でも構いません。

お時間のある際にぜひ、下記リンクよりお客様のご要望にマッチするタイルがあるかどうか、目を通してみてください。

【キッチン壁タイル一覧はこちら】

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