
「床タイルは何を基準に選べばいいのか」
「床タイルにはどのような種類があるのか」
このようなお悩みをもつ方もいるのではないでしょうか。
床タイルはメンテナンスしやすく、硬くて丈夫な上に、種類も豊富なため、家の中でも重要な要素を占めます。
そのため、床タイルはイメージや機能、価格などを考慮して理想にマッチしたものを選ぶのがよいでしょう。
この記事では、床タイルを選ぶ上で失敗しないためのポイントや床タイルの主なテイスト、価格相場について解説します。
「床のタイル選びに失敗したくない」という方はぜひ読んでみてください。
場所別タイルの選び方はこちら
床タイルの選び方3つのポイント

さっそく、床タイルを選ぶときのポイントを見ていきましょう。
具体的には、以下の3つです。
①:理想のイメージに合わせる
②:タイルを貼る場所で決める
③:実物を見て決める
くわしく解説します。
①:理想のイメージに合わせる
家のテーマがすでに決まっていれば、コンセプトに合わせて床タイルを選ぶのがおすすめです。
家のイメージを決める要素は、タイルの色・柄・形状・サイズ・仕上げ(光沢や面状)などがあります。
たとえば、「家には老若男女問わず、たくさんの人を呼びたい」のであれば、暖色系のタイルを使い、温かみが感じられ、居心地がよくなるような空間にしてもよいでしょう。
「異国のような雰囲気にしたい」のであれば、レンガ調タイルを用いると海外の街並みのように演出でき、エキゾチックな柄が入ったタイルを使うと、イタリアやトルコなどを思わせる色彩豊かな空間に仕上がります。
「高級ホテルのような雰囲気にしたい」のであれば、表面に鏡面のようなツヤのある大理石柄の磨きタイルを使うとよいでしょう。天然大理石と同じように磨き込まれたフラットな表面は、照明の光を反射し、部屋全体が輝かしい印象になります。
このように、理想とするコンセプトをイメージすれば、タイルを選びやすくなるでしょう。
②:タイルを貼る場所で決める
タイル選びには、タイルを貼る場所で決めるのも有効です。
タイルにはさまざまな種類があり、それぞれ持っている機能が異なります。
そのため、タイルを貼る場所や用途に合ったタイルを選ぶ必要があります。
タイルを貼る場所ごとに、選び方を詳しく解説している記事があるので、ご参照ください。
■玄関床に最適なタイルの選び方
※玄関床タイルを選ぶ際は、「安全性」「耐久性」「掃除のしやすさ」「スタイル・デザイン」「予算」などを意識
■浴室床に最適なタイルの選び方
※浴室床タイルを選ぶ際は、「防滑性」「肌ざわり」などを意識
■駐車場床に最適なタイルの選び方
※駐車場床タイルを選ぶ際は、「防滑性」「掃除のしやすさ」「厚み」などを意識
■キッチン床に最適なタイルの選び方
※キッチン床タイルを選ぶ際は、「防滑性」「掃除のしやすさ」などを意識
■トイレ床に最適なタイルの選び方
※トイレ床タイルを選ぶ際は、「清潔感」「掃除のしやすさ」などを意識
ニオイの発生を抑制するタイルを選ぶのもよいでしょう。
タイルによって特徴や適性が違うため、貼る場所や使用イメージを明確にしてから選ぶのがよいでしょう。
③:実物を見て決める
床タイルは家のイメージを決める大きな要素となるため、選ぶ種類によって印象が大きく変わります。そのため、カタログだけでなく、実物を見て選ぶのがポイントです。
また、靴を脱ぎ、素足で肌触りを感じてみるのもおすすめです。ショールームや住宅展示場に行けば無料で体験できるので、足を運んでみましょう。
また、床タイルにはカットサンプルが用意されていることがほとんどですので、色味や風合いを確認してみましょう。
以上、床タイルを選ぶときのポイントについて解説しました。ポイントを踏まえながら、床タイルをどのようにするか、考えてみてください。
床タイルの主なテイスト7つ
これまで、床タイルの選び方を解説しました。
しかし、床タイルにはどのようなテイストがあるのかが分からないと、選ぶのが難しいですよね。ここでは、床タイルの主なテイストを7つ解説します。
①:大理石調タイル
②:木目調タイル
③:御影石調タイル
④:ナチュラル調タイル
⑤:テラコッタ調タイル
⑥:レンガ調タイル
⑦:磨きタイル
テイストによって家の印象はガラリと変わるため、画像とともにそれぞれの特徴を見ていきましょう。
①:大理石調タイル

大理石調タイルは、大理石の模様を再現したタイルで、最近では印刷技術の向上により大理石の模様を忠実に再現したタイルもあります。
本物の大理石のような豪華さが出るため、家の顔となる玄関に使用するのが最適でしょう。色味も明るいものから暗いものまで種類が豊富にあります。
また、本物の大理石と比べて水を吸いにくく、汚れにくいのも特徴です。
②:木目調タイル

木目調タイルは、フローリングのもつ質感を再現した床タイルです。木の温かみが感じられ、リラックス空間への使用に適しています。
本物の木と違い、水回りや屋外にも使えますし、汚れを吸いにくいため、メンテナンスもしやすいのが特徴です。
③:御影石調タイル

御影石調タイルは、御影石を模した床タイルです。
国産のタイルが多く、住宅の玄関などによく使われています。
御影石調タイルの中でも、厚みがある無釉タイプは適度に滑りにくい上に、摩耗しても色の変化がないため、駐車場や公共施設、舗道、公園などにも使われています。
④:ナチュラル調タイル

ナチュラル調タイルは、天然石を模したような自然素材をモチーフにした床タイルです。屋外用と屋内用に分かれていますが、種類によってはどちらにも対応できるタイルもあります。
⑤:テラコッタ調タイル

テラコッタタイルとは、本来、土の形を整えて焼いた素焼きのタイルです。土の自然な色むらと柔らかな風合いが特徴になります。
本来のテラコッタタイルを模したテラコッタ調のタイルは、その素敵な風合いは残しつつ、傷つきにくく、汚れにくい事が特徴です。
南欧風の住宅やイタリアンレストランなどでも使用されており、おもに玄関タイルとして使われています。
⑥:レンガ調タイル

レンガ調タイルは、素地そのものの色を活かした無釉タイルです。素焼き独特の色むらや風合いを持つ味わい深いタイルが多くあります。
レンガ敷きの風合いやデザインを持つレンガ調タイルは、玄関ポーチを海外の街並みのようにしたいときに最適です。
⑦:磨きタイル

磨きタイルは、磁器質タイルの表面を磨き、鏡面状にしたタイルのことです。
「鏡面タイル」とも呼ばれており、大理石と比べて年数が経っても光沢がなくなりにくい特徴があります。
上記のように、床タイルにはさまざまなテイストがあり、特徴や見た目も異なります。イメージに合ったものを選ぶようにしましょう。
床タイルの価格相場

最後に床タイルの価格相場を見ていきましょう。テイストごとの床タイルの価格相場は以下のとおりです。
床タイルの種類 | 価格相場(1平方㍍あたり) |
大理石調タイル | 5,500~30,000円 |
木目調タイル | 5,500~30,000円 |
御影石調タイル | 4,500~17,000円 |
ナチュラル調タイル | 2,000~35,000円 |
テラコッタ調タイル | 2,000~10,000円 |
レンガ調タイル | 8,000~35,000円 |
磨きタイル | 5,500~32,000円 |
床タイルは、素材やデザインによって価格に大きな差があるため、十分に検討する必要があります。予算を踏まえて、ベストなものを選択しましょう。
床タイル選びで後悔しないために
当記事では、床タイルの選び方のポイント、テイストごとの特徴と価格相場について解説しました。
床タイルを選ぶ上で価格は重要な要素になりますが、理想とする家のイメージやタイルのもつ機能面からも検討する必要があります。その際は、タイルを家のどこに配置するかも判断基準になります。
また、カタログだけではなく、実際に見て触れて選ぶことも大切です。それぞれのタイルの特徴を理解し、後悔しない選択をしましょう。
タイルライフでは、ご紹介した風合いの床タイルを全て取り扱っており、豊富なバリエーションからお好みのものを選べます。
さらに、アウトレット品となっている床タイルは通常の価格よりも最大で80%近く安くなっているものもあり、お得に購入できます。
床タイルの種類 | 価格相場(1平方㍍あたり) | TileLifeの価格相場 (1平方㍍あたり) |
大理石調タイル | 5,500~30,000円 | 2,000円~ |
木目調タイル | 5,500~30,000円 | 2,000円~ |
石目調タイル | 4,500~17,000円 | 1,000円~ |
ナチュラル調タイル | 2,000~35,000円 | 1,000円~ |
テラコッタタイル | 2,000~10,000円 | 2,000円~ |
レンガ調タイル | 8,000~35,000円 | 3,000円~ |
磨きタイル | 5,500~32,000円 | 2,000円~ |
ぜひ、以下よりタイルライフの床タイルをチェックしてみてください。